具体の具、実体の実

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阿部共実「死に日々」数字回 各論1 「7759」の色彩について

「数字回」とは、阿部共実先生の不朽の名作である「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々」通称「死に日々」の終盤(?)の三部作(?)「8304」「7759」「7291」のことである。まだ続きが出る可能性がなくもないので疑問符だらけになってしまう。

 

この記事では「数字回」のそれぞれについて、細かい表現などを探っていこうと思う。今回は私が個人的に最も好きな「7759」にスポットを当てる。

 

「8304」「7759」は単行本2巻に収録されており、「7291」は単行本未収録なので無料で読める。

mangacross.jp

 このうち「8304」については最高のレビューが存在するのでそちらを見ていただきたい。

minesweeper96.hatenablog.com

もし「死に日々」1・2巻を読んだことがないのであれば、悪いことは言わないので以下のネタバレ満載感想を見る前に今すぐ買って読んでほしい。この記事はアホみたいに長いが、記事だけ読んでも作品の魅力はアホみたいに伝わらない。買うのだ。「空が灰色だから」と「ちーちゃんはちょっと足りない」もだ。そしてできれば「死に日々」2巻を手に持って、適宜確認しながらこの記事を読んでいってほしい。以下のページ数表記は「死に日々」2巻のものである。

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