具体の具、実体の実

ポケモン・MTGの話など。  当ブログはファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.

【ポケカ】なぜレックウザVMAXはれんげきなのか?

はじめに

 

ポケモンカードゲーム ソード&シールドの2年目が終わろうとしています。

 

この一年はまさしく「バトルスタイル」の年でした。ウーラオスのフォルムの名前でしかないはずの「いちげき」「れんげき」という概念はポケカにおいてハチャメチャに濫用され、「鎧の孤島」はおろか「冠の雪原」要素まで呑み込み、結果としてガラル地方の田舎はどこも謎の武術集団が闊歩する魔境みたいなことになってしまいました。コレクター・ライト層を第一のターゲットに定めたパックであるはずの「イーブイヒーローズ」にさえかなりの数のいちげき・れんげきカードが含まれていたという事実は2年目の傾向を強く示すものといえるでしょう。カードをコレクションの対象としてしか見ない人にとって、ポケモンの色味を無視してデカデカと書かれた「いちげき」「れんげき」のマークは余分なノイズでしかないでしょうから。

 

さて、かようにして推されに推されたバトルスタイルですが、時が進むにつれて不満の声がポツポツと増えていたように思います。曰く、「いちげきが弱すぎる!」「どうしてこのカードがいちげき(れんげき)なんだ!」と。前者については専門外なのでこれ以上語らないとして、後者の最たるものはタイトルにもした《レックウザVMAX》でしょう。最近ではめっきり見なくなりましたが、発表当初はかなりのブーイングを受けていた印象があります。

 

f:id:toushindaruma:20211031051857j:plain

 

《溶接工》により炎エネルギーを、あるいは《モココ》の『エレキダイナモ』により雷エネルギーを大量に溜め、超高火力の『ダイバースト』をぶっ放すその姿は、どう見ても「れんげき」ではありませんでした。《カラマネロ》が溜め込んだ手札を『れんげきテンタクル』で一気にダメージに変えているのを見てもなお「カラマネロは山札に戻してるかられんげき!セーフ!」とだいぶ無理筋の擁護をしていた自分でも匙を投げる、燦然と輝く「トラッシュ」の文字。《モココ》と《レックウザVMAX》の組み合わせは《ヘルガー》と《いちげきウーラオスVMAX》とやっていることが殆ど変わりなく、もはや公式はいちげきを完全に見捨て、溜めて殴るといういちげきの基本戦術すられんげきに明け渡したのだ……

 

……と思っているのなら記事を書く必要はないわけです。レックウザVMAX》は確かにれんげきのカードであり、むしろれんげきとは何であるかを知る大事な手掛かりになる存在であるというのがこの記事の結論になります。

 

 

バトルスタイルとは?

「いちげき」「れんげき」らしさというものについて色々喋ったわけですが、そもそもこれらのバトルスタイルはどういった経緯で誕生したのでしょうか。ポケモンカードゲーム ソード&シールドはこれまでのポケカに存在した要素を片端からリニューアルすることで複雑さの増大防止と速い新弾ペースとを両立してきたシリーズですから、バトルスタイルにも元ネタがあってしかるべきでしょう。「赤と青をテーマカラーにした2つの陣営が対立(?)している」様子はADVおよびXY時代の「マグマ団」「アクア団」に類似しており、一方で「カード名ではない専用の表記によって陣営が規定される」システムはBW時代の「プラズマ団」に近いです。もちろん「専用のサポートを受けられる陣営」の起源は旧裏の「わるいポケモン」にまで遡れるでしょう。

 

f:id:toushindaruma:20211031051912p:plain

わるいポケモンを代表して謎の再録を果たした《わるいギャラドス》(再録後)。拡張パック「ロケット団」のパッケージに大きく載っていたのが抜擢の理由だという説を(一人で)提唱しています

では、こういった陣営要素はどのような形でゲーム上に落とし込まれているのでしょうか。「わるいポケモン」では主に、低HPと高い攻撃力で凶暴さやワルさが表現されていました。「マグマ団」「アクア団」はそれぞれ、ダメカンが乗って/特殊状態になって弱ったポケモンに対してダメージが増加するという形で弱い者いじめの印象を与え、またそれがデッキコンセプトにもなっていました。ここで留意したいのが、こういった陣営のコンセプトに引っ張られ、ポケモンがそのキャラクターから外れた能力を持つことがある、という事実です。

 

f:id:toushindaruma:20211031051924p:plain

『どくのつめ』……いつものカビゴンなら到底持ちえない技ですが、R団のポケモンだから、悪タイプを付与されたポケモンだからという理由で《わるいペルシアン》から受け継ぐ形で持っています。そもそも「わるいポケモン」初登場時は悪タイプすら存在しないわけで、いくら凶暴なポケモンを集めても陣営なんて形成できません。特に凶暴なイメージのないポケモンのキャラクター性を歪めることで、陣営の性質を表現しているわけです。一方でだからといってポケモンの元々のキャラクターが無視されるわけではないということも見落としてはいけません。《R団のカビゴンex》の下技『たおれこむ』の初出は旧裏《R団のカビゴン》ですが、すでに通常の《カビゴン》が一度持っており、カビゴンの個性となっています。『どくのつめ』を見て「ロケット団は毒を扱う嫌らしい陣営だ」と述べるのは結構ですが、『たおれこむ』を見て「ロケット団は自身を特殊状態にするデメリットのある技を扱う非情な陣営だ」と述べるのは的外れです。うだうだと書きましたが、つまり

 

ポケモンの個性 + 陣営の個性 = カード

 

ということです。ここまでたどり着くのに2000字かかりました。冗長すぎる。

(ただしXY時代の「マグマ団」「アクア団」については例外で、これらはわずか34種類のコンセプトパックにシナジーの全てを詰め込んだ結果、元のポケモンの個性はほとんど残っていません。こんなにも圧縮された陣営というのは先にも後にもない珍しいケースなため、これ以降は言及しません)

さて、ポケモンの個性と陣営のコンセプトが合わさってカードが生まれる…つまり、今そこにあるカードとポケモンの個性が分かれば、陣営の個性を逆算できるということです。

 

カード - ポケモンの個性 = 陣営の個性

 

ということですね。あまりに人をナメた話の進め方をしていますが、バトルスタイルに対する公式サイトの説明がフワフワしており、フレーバーテキストで「いちげきの基本はヘルガーを立てること。ダメカンがのるのにも臆せず高火力を叩き込むのがいちげきの精神なのだ!」みたいなことを言ってくることもない以上、これがバトルスタイルの特徴を知る大事な手段なのです。

また、せっかく対比的な陣営を用意してくれているのですから、メカニズムの採用枚数を比較するのも手でしょう。「コインをa回投げ、オモテの数×bダメージ。」とだけ書かれた技はどんなポケモンも持ちうるので先述の引き算が難しいですが、そのような技を持っているポケモンの数*1を調べてみると、いちげきが0枚、れんげきが9枚となっており、れんげきの個性であると分かります。ここまで差があると、「コインを投げて複数回攻撃するだけの技を持たない」がいちげきの個性であるとも言えますね。

こういった引き算と陣営ごとの集計とを併用することで、ただの印象論よりはまだ説得力のある議論ができます。たとえば先ほど例に挙げたカビゴン。いちげきのプロモが出ています。

 

f:id:toushindaruma:20211031051805j:plain

カビゴンの歴史の中で、これ以外に反動ダメージを持つものは存在していません。反動ダメージを効果に持つカードはこれを含めていちげきに6枚、れんげきに1枚存在しており、この差をもって反動ダメージはいちげきの個性としていいでしょう。

 

f:id:toushindaruma:20211031051759j:plain

ドードリオ唯一にしてれんげき唯一の反動ダメージ持ちであり、マジモンの異端児。れんげき成分を上技で回収しているので目立ちませんが、実はかなり不自然なカードでした

 

レックウザVMAXのれんげき性

さて、《レックウザVMAX》です。《レックウザVMAX》と、ついでに《レックウザV》から、これまでに登場したレックウザ達の個性を引くと、何が残るのでしょうか。

f:id:toushindaruma:20211031051849j:plainf:id:toushindaruma:20211031051857j:plain

f:id:toushindaruma:20211031051730j:plainf:id:toushindaruma:20211031065853j:plainf:id:toushindaruma:20211031065901j:plain=?

 

それは「のぞむなら」「2枚まで」と「好きなだけ」です。

 

レックウザは自分の山札をトラッシュしてきました。手札の入れ替えも行いました。そして自分についているエネルギーをトラッシュして高い火力を出す技を何度も持ってきました。しかしそこでトラッシュするエネルギーは「炎または雷エネルギーすべて」「エネルギー1個」「エネルギーすべて」「炎と雷エネルギー1個ずつ」「炎エネルギーすべて」「炎または雷の基本エネルギーすべて」「エネルギー3個」「基本エネルギーすべて」と、技を撃つ瞬間の選択肢がないか、「炎か雷か」の2択か、どちらかしかありませんでした。レックウザはデメリットも、火力も、3択以上の調整ができない不器用なポケモンだったのです。

f:id:toushindaruma:20211031051726g:plain

例外。トラッシュするのは手札からだし、メイン技というよりはレベルアップ後にトラッシュからエネ加速するためのテキストみたいなところがあるし、そもそもSPポケモンだしで考えないことにしました

 

レックウザVMAX》《レックウザV》は違います。『ダイバースト』はエネルギーさえついていればデメリットと火力の選択肢の数も青天井になりますし、『スパイラルバースト』は炎エネ1個・雷エネ1個だけついている状態でも選択肢は3つ、最大で5つになります。引き算により、「技を打つ段階でデメリットと火力を調整できることはれんげきの個性である」という仮説が生まれます。そもそも『スパイラルバースト』という名前がかなり怪しいのです。《スパイラルエネルギー》が登場した直後に「スパイラル」を冠する技を持つことの意味を勘ぐりたくなります。

 

f:id:toushindaruma:20211031051730j:plainf:id:toushindaruma:20211031051836j:plainf:id:toushindaruma:20211031051849j:plain

 

こういうこと…?ちなみに25th記念パックのレシラム・ゼクロムは(『クロスフレイム』・『クロスサンダー』と全く同じ効果であるにも関わらず)『ブラックフレイム』『ホワイトサンダー』という新技名を与えられており、私はこれを直前に登場した「フュージョン」カードの《クロススイッチャー》『クロスフュージョン』といったネーミングとの被りを避けるためのものではないかと推測しています。これが事実であればわざわざ近い間隔で被った「スパイラル」関係の憶測の説得力も増すのですが……公式が……なーんも言わねぇんだな……

では「技を打つ段階でデメリットと火力を調整できる」カードを集計してみましょう。

いちげき1枚、れんげき5枚です。そしていちげき唯一のデメリットと火力を調整できるカードは《ジュペッタ》です。

f:id:toushindaruma:20211031051811j:plain

『かくごのうらみ』のデメリットは反動ダメージとは異なりますが、非常に近いです。「反動ダメージ」のいちげき性と「デメリットと火力の調整」のれんげき性を天秤にかけて前者が勝ったのでしょう。同様に《レックウザV》《レックウザVMAX》も、「エネルギーをトラッシュして大ダメージ」のいちげき性が「デメリットと火力の調整」のれんげき性に負けた、と言えるわけです。そもそも技を打つ瞬間の選択肢というのがれんげきに偏っているんですよね。れんげきの代名詞にして最大の長所であるベンチ狙撃では、相手のポケモンの数だけ選択肢が発生します。「選び」なんかでテキスト検索すると分かりますが、いちげきのポケモンの技にはほとんど選択肢が存在しません。せいぜい自分のトラッシュするエネルギーを選ぶくらいです。《ヘルガー》と《オクタン》を比較するまでもなく、れんげきはあらゆる場面で選択肢を多く持てるようデザインされており、そうなると《カラマネロ》の『れんげきテンタクル』も、その選択肢の多さから十分にれんげき的なんじゃないかなと思えてきます。

 

ところで、調べているうちに興味深いカードが見つかったので紹介します。れんげきの《ゴリランダー》です。ゴリランダーはエネルギーを大量にトラッシュして火力を出す『ダイレンダ』が個性のポケモンでしたが、れんげきになったことで「れんだ」技でベンチからもエネルギーをトラッシュできるようになりました。

f:id:toushindaruma:20211031051740j:plainf:id:toushindaruma:20211031051817j:plain

この変化のどこがれんげきなのでしょうか。それともれんげき成分は上技で回収しているということでしょうか…?

ところで、れんげきには「続けて技を使ったときのメリット」が散見されます。「漆黒のガイスト」収録のカードに多いですね。

f:id:toushindaruma:20211031051823j:plainf:id:toushindaruma:20211031051831j:plain

実はほとんどのれんげきポケモンは、何事もなければ手貼りだけで次ターンにも技が使えるようデザインされています。エネルギーをトラッシュしたり手札に戻したりしても、軽いエネコストの技を同時に持つことで、(技の強さはともかく)絶え間なく技を使えるのです。まさに「連撃」です。次のターンに技を使えないデメリットを持つ『キョダイマルノミ』を主力技にする《ゲンガーVMAX》、『キョダイイチゲキ』の次のターンに技を使うためには3エネを調達しなければならない《いちげきウーラオスVMAX》を擁するいちげきとは対照的です。

f:id:toushindaruma:20211031051842j:plainf:id:toushindaruma:20211031051751j:plain

この例外は《コジョンド》とさっき示した《ゴリランダー》だけです。《コジョンド》は自身が山札に戻るという搦め手的性質のれんげき感が強すぎるのでいいとして、《ゴリランダー》は『どとうのれんだ』で自身のエネルギーをすべてトラッシュした場合、次のターンは確定で動けなくなってしまいます。なんだか非常にいちげき的ですね。しかし《ゴリランダーVMAX》と比較してみると合点がいきます。自分からだけトラッシュできる場合よりも、ベンチのエネルギーもトラッシュできた方が《ゴリランダー》自身にエネルギーを残しやすく、次のターンに攻撃しやすいわけですから、この変化は非常にれんげき的なのです。「エネをたっぷり抱えたゴリランダーが次のターンまで生き残ることねえだろ」「どうせベンチに『はるらんまん』のチェリムいるだろ」などと正しいことを言ってはいけません。机上の話ですから。

この「連続で技を使いやすいようになる変化」はレックウザ達にも当てはまります。(そんな状況なかなかないでしょうが)エネ加速要員も手札のエネルギーもない状況であっても、エネルギーをトラッシュする数を調節することで次のターンにも同じ技を撃つことができます。これは炎か雷エネルギーどちらかをすべてトラッシュしなければならなかった《レックウザex》《レックウザEX》とは異なる特徴です。この観点から見ても、レックウザはれんげきへの適応を行っていたのです。

f:id:toushindaruma:20211031052621p:plainf:id:toushindaruma:20211031051730j:plain

この話題は「そもそもなぜレックウザがれんげきとして登場したのか」という根本的問題にも繋がります。れんげきデッキとはモチーフで言うならタコの支援を受けて酔拳使い(諸説)やイカが殴るデッキなわけですから、ウネウネして体の柔らかそうな東洋龍、レックウザが選ばれた……というのはまず一つあるとして、あるいはいちげきの同ポジションとの対比──鋼の体を持ち、天を摩するドラゴンであるジュラルドンの対として……というのも考えられるとして、もともとのレックウザの性能のれんげき性というのも外してはならないと思います。

レックウザex》にはトラッシュの対象を基本エネルギーに限定しなかった結果「レインボーエネと基本炎エネをつければエネ要求満たしつつ全トラッシュで80ダメージ!」と悪用された歴史がありますが、デザイン時点での意図としては、『ドラゴンバースト』を撃った後の《レックウザex》には炎か雷エネルギー、どちらか一方がついたままであり、足りていない方を手貼りすれば次のターンにも『ドラゴンバースト』が撃てるはずだったわけです。大振りで取り回しが悪くなりがちな全エネトラッシュの青天井技を、トラッシュの対象に制限をかけることでマイルドにし、連発する場面すら作りだした……『ドラゴンバースト』とは元来、そういった技のはずです。これはすごくれんげき的であり、数多のレックウザがいちげき的な性能で出てきたことを考慮しても、レックウザのれんげき的一面として注目に値します。レックウザはれんげき的調整を加えられる前から、その性能に少しだけれんげき要素を含んでいたのです。

f:id:toushindaruma:20211031051722g:plainf:id:toushindaruma:20211031051735j:plain

いちげき方向に振り切れたレックウザ。体固そう。いちげきウーラオスのこと信奉してそう。休日はあくの塔に通ってそう。

 

おわりに

まとめましょう。

  • レックウザはもともと、れんげき的な一面である「技の連発」を少し志向した技『ドラゴンバースト』を持っていた
  • 『ドラゴンバースト』に「技を打つ段階でのデメリットと火力の調整」というれんげきの個性を強めるアレンジを行ったのが『スパイラルバースト』『ダイバースト』である
  • 「技を打つ段階でのデメリットと火力の調整」がれんげきの特徴である、というのは《レックウザV》《レックウザVMAX》と過去のレックウザ達との差異と、いちげき・れんげき間の比較から推察される

どうでしょう。レックウザVMAX》は確かにれんげきのカードであり、むしろれんげきとは何であるかを知る大事な手掛かりになる存在であるという最初に述べた結論に納得していただけたでしょうか。書かれていることにのみ着目する限りは、《レックウザVMAX》はれんげきを名乗るに相応しいカードです。

では書かれていることから一歩離れて実用上の話ですが……『モココ』がれんげきでないことを加味しても、結局《レックウザVMAX》が「溜めて、殴る」いちげき的な動きをしてしまっていることは事実です。うーん……もはや公式はいちげきを完全に見捨て、溜めて殴るといういちげきの基本戦術すられんげきに明け渡したのではないでしょうか?(振り出しに戻る)

 

レックウザバッシングは「レックウザは思ったより弱い」という事実が露見し、お株を奪われた側であるはずのいちげきデッキもなんだかんだで結構やれることが分かってからはすっかり鳴りを潜めており、やや藁人形を殴っている感は否めませんが、色々と面白い話が掘り出せたので満足です。陣営の特徴を探る楽しさが伝われば幸いですが……公式サイドが喋ってくれれば一番早いんですよね。公式が内実をバラしてくれるその日まで、こうやってあることないことを書き連ねようと思います。それでは。

*1:本来なら割合で示すべきなのですが、フュージョンアーツ まででいちげき73種・れんげき75種とほぼ同数だけ登場しており、そこまでピンとこない割合で出すより直接枚数で言った方が分かりやすいと考えこのような形になっています。以下の比較についても同じ